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                   PCM(Progress Composite Material)は、ニュープロド社の高耐性プラスチック材料の総称です



● PCMとは

PCM材料には、弊社独自で開発した高機能性樹脂PRODOXYシリーズ特殊表面処理剤が使用されています。

高腐食性物資の高温・高濃度・長期暴露に対し、従来のFRP等に使用される熱硬化性樹脂に無い高い耐性を持ちます。

PCMは現在、一部プラントにてチタン、ハステロイ、タンタル、ニオブ、ジルコニウム、フッ素樹脂等の代替材料としても展開されております。



● PCMの用途

 高強度・高温域材料 (航空機器、羽根、高強度板材等)

◆ GL補修

◆ 高耐蝕機器(溶剤タンク、配管、機器、反応槽、煙突等)

◆ 超低温機器(LNG、超伝導機器)

◆ 超高電圧機器(変圧器、ガラス、基板)


● プロドキシ応用製品

◎ 超耐熱耐食性樹脂(プロドキシ) H-261系、H-961系樹脂

95%硫酸 王水 硝酸 弗酸 

塩酸+DMF+THF 廃液  塩素+フッ酸の混合ガス

これらのような条件への驚異的耐食性能があります!

上記のような条件は、従来のビニルエステル樹脂では過去の実績では不可能でした。

テフロン(PTFE : PFA)でも酸溶剤混合液では膨潤してしまい、使用時間制限が短かったのですが

PCM (プロドキシ複合材料)は、その条件にてテフロンの10%の高温域をも凌いでおります。

《 応用例 》

GL釜 : 補修(タンタルの代替)  反応釜 : 蒸気パイプ熱交換器使用

セラミック接着剤 :超高温域反応炉にて使用(イメージとしては、スペースシャトルの逆バージョン)

導電性プラスチック : 電極板、静電防止材、電解極板

アジア最大の商談展『INCHEM TOKYO2015』では、グラスライニング補修のサンプルをメインに、

『INCHEM TOKYO2017』では、地下水汚染未然検知システムをメインにご案内させていただきました。



 ● PCM材料の代表的物性(ガラスクロス及びカーボンの場合)

耐熱温度はポリイミド樹脂並み、耐食性は一部高温域酸性溶剤にはテフロン以上!

耐酸化性はヘット酸以上、耐アルカリ性はビスフェノール+20℃

特殊設計にて500℃、タイル目地材として800℃の腐食ガス雰囲気で可能

 ≪ 特 徴 ≫

◆ 耐熱温度 : 180℃〜320℃ 高温域に使用の場合はカーボン入り(H-251、351、261、250、260、350系)

◆ 引っ張り強度 : 40〜50kg f/mm2 

◆ 曲げ強度 : 45〜60kg f/mm2

◆ 弾性率 : 2,000〜4,000kgf/mm2                

◆ 熱変形温度 : 230℃〜280℃ (H-260,350系)

◆ 耐食性

シロキサン+95%塩酸+アセトン100%混合ガス沸点以上 (140℃)  ⇒ 8年間異常無し

92%濃硫酸6,000時間(常温表面炭化有り)、60℃ ⇒ 6ヶ月間異常無し

テトラヒドロフラン (25℃) ⇒ 2年間異常無し 

塩酸+溶剤(メタノール、アセトン120℃加圧条件) ⇒ 5年間異常無し

硝フッ酸(60℃) 王水(60℃) ⇒ 使用可

100%クロロホルム(25℃) ⇒ H2619系

H-570系耐熱性20%UP

ビス系ビニルエステル以上の耐アルカリ性保持!

テフロン・グラスライニングの代替として注目!

従来のFRPでは不可能な条件をクリアします!!


● PCMフレークライニング

 装置産業では、耐食性として酸・アルカリ・酸化剤・有機溶剤への耐食性があり、且つ高温域で使用できる材料が要望されます。

 PCM(プログレス・コンポジット・マテリアルの略)は、高温、高濃度、長期暴露に対して従来のFRPには無い,高特性を備えており、装置の仕様条件によっては、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、テフロン、ハステロイ、グラスライニングの代わりとしても一部ご利用頂いております。

 『プロドキシHシリーズ』樹脂は、これらの要望に応じられる性能を十分兼ね備えたものといえます。

特徴

  1. 耐熱性が良い。
    200℃で90%以上の強度を有す。200℃で排気ダクトに使用可能。
  2. 耐溶剤性、特に塩素系溶剤(トリクレン、ジクロロエタン)が優れている。(他社ノボラックは溶解)
  3. 耐食性においては、酸、アルカリ、酸化物等、高温域での特性が優れている。
  4. アセトン、濃塩酸の混合液沸点においても耐食性を有している。
  5. 熱交換器等の缶板ライニングが可能。また、超低温特性が優れている。
  6. 軽量(比重1.5〜1.7)であり、工事に際して重機が要らない。
  7. 有機溶剤ラインの設備では静電気防止ができるPCMフレークにより可燃物(溶剤等)の静電気吸収性に優れている。
  8. 静電防止板、電極としても使用できる。


プロドキシフレーク
性能比較

試験法

PCM-Gフレーク

(G=ガラスフレーク)

PCM-Cフレーク

(C=カーボン)

ビニルR,H系フレーク

水蒸気浸透速度

ASTM

E-96-53T

0.001PERMS

0.001PERMS

0.001PERMS

引っ張り試験

ASTM

D-638-58T

4.8kg/mm2

5.2kg/mm2

(C入 15.2)

3.0kg/mm2

曲げ試験

ASTM

D-790-49T

9.6kg/mm2

11.0kg/mm2

(C入 25.5)

7.0kg/mm2

曲げ弾性率

ASTM

D-638-58T

9.4×102g/mm2

8.5×102kg/mm2

(C入 24×102)

6.8×102kg/mm2

伸び率

ASTM

D-638-58T

1.5%

1.6%

1.5%

耐熱性

170℃

280℃

100℃

熱伝導率

0.23kcal/m.h℃

14.0kcal/m.h℃

0.23kcal/m.h℃

線膨張率

2.5×10-5

6.7×10-5

2.5×10-5

体積固有抵抗

108〜13Ω・m

2×102Ω・m

>1012Ω・m